【ブログ】旅行会社への提供在庫数は適正?!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のテーマは、「提供在庫数の適正」に関して。
みなさんは総部屋数に対し、
全旅行会社にどれだけの在庫提供をしていますか?
特に客室数の多い地方旅館さんは、
全客室を提供してしまっていることと思います。
特にその多くは、
いわゆるリアルエージェントさん(JTBさんや日本旅行さんなど)かと思います。
であるならば、
果たしてそれで良いのでしょうか?
リアルエージェントさんには、
それぞれの旅行会社ごとに在庫提供をしているが
残念ながらWEB(楽天さんやじゃらんさんなど)に関しては、
旅行会社ごとではなく「WEB」という一括りの中で在庫提供しているのが
ほとんどの旅館さんの現状です。
つまりWEBには、
必然的にリアルエージェントよりも提供在庫が極端に少ないということになります。
そしてこのブログの「テーマ」である
「提供在庫数の適正化」に関してです。
下記は、観光庁から提供されているデータを
私がまとめたものです。
OTAの存在感は大きくなるばかり。時代は「リアルエージェント」から「OTA」へ
いかがでしょうか?
ここ数年でOTAの力は大幅に拡大しています。
(しかもリアルエージェントよりも少ない提供客室数で)
じゃらんさんは、この取扱高を公表していませんが、
おそらく楽天トラベルさんと同等の数値かと思います。
楽天トラベルさんとじゃらんさんが同じくらいの取扱高と仮定すると
JTB提供数 ≒ (楽天トラベル提供数+じゃらん提供数)という計算が本来は正常ですよね?!
このような提供数でなければ、時代にそぐわないということになりませんか?
年間取扱高から見れば、明らかです。
地方旅館さんが生き残る道は、販売効率・売上の最大化
でも特に地方の客室数の多い旅館さんの現状はどうでしょうか?
おそらくJTBさんの提供数の半分にも満たない旅館さんが圧倒的に
多いことと思います。
これでは、いつまでたっても非常に販売効率が悪く、
装置産業である宿泊施設さん、特に地方旅館の売上は最大化できません。
この方針を変えるためには経営者の決断が必要です。
是非その大きな決断をして欲しいです。
今OTAの売上が前年割れしている要因は、
実は、在庫提供数が減っているという理由ではありませんか??